キャリア教育

新川高校のキャリア教育「新川創生プロジェクト」

キャリア1年社会が目まぐるしく変化し、予測不可能な時代。これからの未来を生きていくには、様々な力が必要となります。
そこで、新川高校のキャリア教育は「新川創生プロジェクト」として進化します。地域で生きる方々とのふれあいを軸に、入学から卒業までの3年間を過ごします。
過去の自分を見つめ、今の自分をあきらかにして、未来を創る。
一人ひとりが持つ資質や能力を育み、「生き方」を考え、実現する力を身につけるプロジェクトです。

1学年

自分にとって大切なものを考える

今までの自分を振り返り、好きなことや価値観について考えます。また、 クラスや学年の仲間がどのようなことを考えているかをお互いに話し合いながら一人ひとりがもつ「良さ」や「可能性」を引き出し、将来の自分の姿を考えます。

地域の未来を考える学習

一人ひとりが生まれ育った場所や魚津市について調査し、地域が抱える課題について地域社会と直接触れ合いながら考えます。
考えた課題解決方法は魚津市へ提案します。

多様な大人との交流イベント イノライブ

魚津市を中心に富山県内で活躍している大人や、都会で働きながら地方での活動に参加している大人、そして大学生から「生き方」に関する話を聞きます。様々な「価値観」に触れることで、自分が大切にするものについて考えを深めます。

2学年

自分の生き方を考える

学校や地域で学んだことをもとに、これから自分がどのようなことを学び、どのような職業に就きたいか考えます。自分だけで考えず、クラスや学年の仲間とお互いの考えを共有しながら、一人ひとりが胸を張って発表できる生き方をつくります。

未来の自分を考える学習

自分が将来なりたい姿になる為に必要なことは何か、その為に何が必要となるかを考えます。
考えた内容は地域企業や1年生に向けて発表します。

インターンシップ

自分が将来就きたい職種で本格的な職場体験を行い、必要な能力や希望とのギャップを確かめます。

修学旅行

国内コースと海外語学研修コースから好きなコースを選びます。異なる文化を実際に見ることで、自分の世界を広げます。

3学年

進路実現に向けた学習

就職・進学問わず、一人ひとりの進路実現に向けて、教員全員が協力します。

進学指導

面接対策や小論文対策、上級学校調べなど、進学の目標達成に必要な知識を学びます。

就職指導

職業適性検査や面接マナー講座などの試験対策のほか、会社調べや求人票の読み方など就職の目標達成に必要な知識を学びます。

一人ひとりの個性を見出す新川ルーブリック&能力特性評価テスト

新川高校では、独自の「新川ルーブリック」とALL富山COC+事業で開発された「能力特性評価テスト」の2つの指標によって学力では測れない個性をあきらかにします。この指標をもとに教員が面談を実施。対話を通して一人ひとりの資質を引き出し、「価値観」や「生き方」を考えるサポートをします。

魚津市・富山大学連携

新川高校は平成29年度に魚津市・富山大学と「新川創生プロジェクト『地域に残り、地域を支える若者育成』」を共通のテーマとして連携しました。これは魚津市や富山大学と協力して、地域課題解決型キャリア教育を実施し、地方創生や地域人材を輩出する機能の強化を目指すものです。
地域からの協力を受けて実施する様々な取り組みを通して、社会を構成する一員としての自覚や地域への愛着を育むとともに、的確な進路選択につなげます。

その他

ホームカミングデー

卒業後のサポートとして、その年の3月の卒業生を対象に、近況を報告しあうとともに、慣れない環境での悩みや不安などを解消してもらう集まりを開催しています。高校にも中学校と同じように「総合学習」があります。
各高校で様々な総合学習が行われていますが、新川高校の総合学習には他校とは違う特徴があります。新川高校の総合学習を私たちは「キャリア授業」と呼んでいます。